DX時代の社会人として、「データ活用」は必須スキル「ZEAL DX-Learning Room」の自社導入で社員教育をさらに強化

株式会社ジール

掲げられた要件

  • 新卒研修や中途研修など、データを活用したことのない社員に対して、講義を通じたデータ活用に関する概念の理解だけでなく、 実習・演習を含めたトレーニングを実施したい

  • 体系的にツールを使ったデータ活用スキルを学べるだけでなく、受講者のレベルに応じた柔軟なコンテンツを提供できる研修環境を整えたい

  • 研修事務局の作業負荷を軽減するとともに、受講者へのきめ細かなフォローが可能な仕組みを実現したい

矢印

ZEAL DX-Learning Roomを採用した決め手

  • データ分析の実務で必要となるデータ活用の考え方から、BIツールとして技術/利用の両面で汎用性を有した「Microsoft Power BI」のスキル習得までをサポート

  • 体系的にデータ活用を学べる充実したコンテンツをはじめ、 ハンズオンを含めた実践的な演習も用意。受講者の学習の進捗状況を把握可能な管理機能も提供

矢印

効果・実績

  • これからの社会人に必要なデータ活用の基本スキルを習得

  • データ活用が未経験だった社員が配属後、実際のプロジェクトに参加し即戦力として活躍

  • 研修受講者のレベルに応じた柔軟な研修計画の立案、実施が可能

  • 現社員も希望すればDX-Learning Roomが利用可能、プロジェクトでPower BIを用いる際に、 必要な知識をピンポイントで習得可能

背景と課題

企業のデータ活用を支援するため 社内の人材育成強化にも注力

株式会社ジール 人事部 チーフスペシャリスト
上田 浩行

1991年当時、国内随一のBI専業のベンダーとして創業したジール。以来、30年以上にわたって、社内外のデータを整理・統合するデータプラットフォームの構築をはじめ、データを分析・予測・可視化するAI・BIソリューション、コンサルティング、そしてデータ活用人材を育成するための教育サービスを世に先駆けて提供してきた。 近年、ビッグデータやAI等の最先端のデジタル技術を活用したDXの進展とともに、企業・組織においては顧客理解や業務改善、新製品やサービスの開発等に繋がるような洞察を得るために、多種多様なデータが活用されるようになっている。そうしたデータドリブン時代の本格到来を迎え、今後、データを効率的かつ意味のあるものとして活用するためのスキルや考え方がますます求められており、そのための人材の教育・育成はすべての企業・組織にとって喫緊の課題だ。 「このことは、データプラットフォーム構築のプロフェッショナルであるジールにおいても同様であり、社員育成の観点から、新卒社員、および中途入社社員は、入社時におけるデータ分析スキルの習得を必須としています」とジール 人事部 チーフスペシャリストの上田 浩行は強調する。 また、人事部 サブマネージャーの加藤 あゆみも、「ジールは長きにわたって、お客様のデータ活用を推進する立場でデータプラットフォームをシステムとして提供してきました。様々なデータ活用を推進するお客様と接してきた経験から、実践力としての『データ分析』はエンジニア以外の営業も含め、職種に関係なく、全社員が備えておくべき必須スキルと位置付け、育成を行っています」と付け加える。

 

採用のポイント

Microsoft Power BIのスキル習得に向け ZEAL DX-Learning Roomを活用

そうしたジールの人事部が新卒・中途採用者の研修ツールとして導入し、多くの効果を発揮しているのが、データドリブン人材育成のためのeラーニングサービス「ZEAL DX-Learning Room(以下、「DX-Learning Room」)」だ。

DX-Learning Roomは、データ分析の実務で必要となるデータ活用の考え方から、BIツールとして技術/利用の両面で汎用性のある「Microsoft Power BI」のスキル習得を可能とするeラーニング・コンテンツである。単にBIツールの利用方法を学ぶのではなく、データ活用における仮説・目的設定といった考え方の理解から、Power BIを用いたデータ活用の実践までを座学とハンズオンで習得できることが特長だ。

DX-Learning Roomの導入以前は、人事部側でBIツールを用いた研修用の教材やプログラムを作成していました。そうした中で、常に、データ活用に関して体系的に学習できるようなプログラムを提供できているのか、また、受講者のレベルに応じた最適な研修が行えているのか、という悩みを抱えていました」と、上田は振り返る。

「対して、DX-Learning Roomはコンテンツが体系的に網羅されており、研修受講者のレベルに応じた柔軟な研修計画の立案も可能です。また、ジールでは様々なBIツールを扱っていますが、汎用的なBIツールであるPower BIを採用していることで、配属後に他のツールで開発するにしても、スムーズに習得が可能になることも採用の大きな理由となりました」(上田)

このほかにも、ジールは長年の経験から「BIとは何か」、「データはどのように利活用されるべきか」を熟知しており、そのうえで、より実践に即したコンテンツが構成されていることも採用のポイントとなった。

 

活用メリット

充実したコンテンツと管理機能で 効果的な社員教育を推進

ジール 人事部は2020年7月、中途入社社員向け研修での利用を皮切りに、DX-Learning Roomの活用を開始。以後、新卒社員/中途入社社員の入社時研修における必須ツールとなっている。DX-Learning Roomの特長と活用メリットについて、詳しく見ていこう。

活用メリット①
体系的な学習コンテンツにより、データ利活用の初学者でもBIツールが活用可能に

マイクロソフトが提供する公式コンテンツをはじめ、世の中にはPower BIの活用方法を習得するための情報やTips集は数多く存在するが、その中から必要な情報を見つけ出したり、組み合わせて体系的に学んだりするのに苦労している人は少なくないと思われる。

対してDX-Learning Roomはデータの取込・加工、モデリング、可視化までの一連の流れを体系的に習得できるようなコンテンツ構成となっている。これにより、データ活用の経験がない人でも、Power BIの利用方法を習得可能だ。一方、経験者やレベルの高いユーザーにおいても、実装したい機能のリファレンスとして用いることができる。

活用メリット②
演習コンテンツ等の提供により、現場ですぐに活用可能なスキルを習得

座学だけでなく、実際に手を動かすハンズオン形式による分析レポート作成、学習した内容の演習形式による実践、さらには実際の業務でよく利用されるレポート作成のテクニックを解説したTips集など、現場ですぐに利用可能なコンテンツが多数用意されていることも、DX-Learning Roomの優位性だ。

「研修の一番の目的は、『データを活用するとはどういうことか』をより強くイメージしてもらうことにあります。DX-Learning Roomは、座学でただ動画を見るだけでなく、実習・演習を含めたトレーニングが用意されていることも大きなポイントです」(上田)

活用メリット③
研修者との情報交換の促進や、学習の進捗状況を把握できる機能も提供

DX-Learning Roomには、受講者が不明点等を運営側に質問をしたり、受講者同士で情報交換ができる「コミュニケーションルーム」機能が提供されている。受講者が運営側に投げかけた質問、および寄せられた回答は、他の利用者も参照できるので、ナレッジとして共有することも可能となる。

また、管理者向けには受講状況管理レポートも用意されており、受講者別の受講状況を進捗なども含めて詳細に把握することができる。学習の進捗状況が芳しくないなど、フォローが必要な受講者をピックアップして表示させられるため、サポートな必要な人に対して、適切なタイミングで適切なアドバイスをする、といった手厚いフォローが可能になることもDX-Learning Roomの優位点だ。

 

 

導入効果と今後の展望

データ活用人材の育成に多大な効果 現場で即戦力となる教育を実現

ジールでは入社研修時にDX-Learning Roomをどのように利用しているのか。「新卒研修や中途研修などでBIを初めて学習する社員に対して、はじめに講義を通じてBIの概念を理解してもらった後に、DX-Learning Roomを利用し実際にデータを可視化するまでの流れを体現する研修を実施しています。さらに、BIツールが使えるようになった後に、新卒研修では模擬プロジェクト、中途研修ではデータ活用ワークに取り組んでもらっていますが、そこでのリファレンスとしてもDX-Learning Roomを利用してもらっています」と上田は説明する。

DX-Learning Roomの活用は多くのメリットをもたらしているようだ。以下に、受講者から評価や、配属先の上長等の声を抜粋して紹介していこう。

●参加者の声

「例を使った計算式の説明がされており、『この計算式を使えば、このようにデータを見たり分析したりできるようになる』と、分かりやすくイメージすることができました」
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「学びたいコンテンツを自分で選択し、学習できた点は非常にありがたかったです。理解できなかった、忘れてしまった内容を何度も確認できたので、知識としての定着に繋がったと思います」
——
「現在も業務でPower BIを利用していますが、マイクロソフトの公式ドキュメント以外に、このように分かりやすく、かつ、自分で必要な学習コンテンツを選べることも評価点です」
——

加藤も、「入社時にはExcelの操作でさえ不慣れだった新入社員が、DX-Learning Roomによる学習を通じて目を見張るような成長を遂げ、配属後も即戦力として活躍しているケースもあります」と語る。

 

株式会社ジール 人事部 サブマネージャー
加藤 あゆみ

●配属先の上長の声

「データ活用未経験の方が配属後、即プロジェクトに参加できており、データプラットフォームにおける、特に分析レポートを開発する素地ができていると思いました」
——

上田は、「既にデータ分析を業務で行ってきた中途入社の方でも、データ分析の基礎を体系的に学習する機会が無いまま、BIツールを利用してきたケースは少なくありません。DX-Learning Roomを通じて、業務に必要となる『データ分析の本質』をつかみ取れるようにもなっています」と強調する。

一方、DX-Learning Roomは、人事部門側にも多くのメリットをもたらしている。「直接、私たちがBIツール操作のトレーニングを実施する必要がなく、DX-Learning Roomによる研修後に簡単なフィードバックのみ実施すればよいので、研修事務局としての負担が軽減されています。また、これまでも述べてきたようにコンテンツが体系的に網羅されているので、研修受講者のレベルに応じた柔軟な研修計画の立案も可能となっています」と上田は評価する。このほか、DX-Learning Roomは四半期に一度、コンテンツのチェックを実施、Power BIの機能追加の発生等に合わせた修正も行われているため、人事部側で教材の改変をせずに済むことも評価ポイントだという。

現在、ジールでは、新卒社員・中途入社社員だけでなく、社内の希望者もDX-Learning Roomを利用できる。例えば、業務でPower BIを用いる際に、必要な知識をピンポイントで得る、といった活用もされているという。

DX-Learning Roomの導入により、顧客のデータドリブン経営実現をサポートする、人材のさらなる育成強化を推進するジール。最後に上田は、データドリブン人材育成の観点から、DX-Learning Roomの有用性について次のようにコメントを寄せた。

「DX-Learning Roomは、長年、データ活用を推進している立場で培ったノウハウを体系化されたコンテンツに落とし込みサービス化しているので、データ活用が初めての方でも着実に学習を進めていけば必ずデータ活用のスキルが身に付く構成となっています。データ活用のスキルは、これからはすべて職種の方に必要なものです。DX-Learning Roomを活用し学習経験を積んでいくことで、データ活用の感覚が自然と身に付いている実感が得られると思います」(上田)

●その他受講者の声

Power BIの基礎的な概念や専門用語を丁寧に教えてくれるので、初心者にはとても理解しやすいツールだと感じました。特に、講師の方が動画で直接説明してくれる点は、ドキュメントだけで学ぶよりも深い理解を得られると思いました。
——

動画形式により「何のデータを使ってどのような操作をするのか」を具体的に説明してもらえたおかげで、不安を感じることなくデータ分析に取り組むことができました。他サイトで関連情報を検索して学習するよりも、格段に分かりやすかったです。自分では実装できない部分の内容を確認するために活用することが多かったのですが、ある程度Power BIを理解している方でも応用的に使えますし、基礎的な部分も丁寧に紹介しているので初心者の方でも活用しやすいと思います。
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IT業界は未経験でしたが、お客様がどのように社内データを使い、そのプロセスで何をしているのかを理解するための下地ができたと感じました。実際の活用までの流れがイメージできて、大変助かっています。
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BIツールに触れるのは初めてでしたが、操作について、イメージがしやすかったです。特に演習問題を通じて実際にレポートを作成できたことは、自信に繋がりました。また、実際の画面を表示しながら解説が行われるので、初学者でも分かりやすかったです。Power BIでどのような操作ができるのか理解が深まり、実際のPower BIを用いた案件で、すぐに学習した内容を活用できました。
——

未経験者からすると、動画を見ながら実際に触ることで、文章だけではイメージしにくい部分などを明確にすることができたと感じています。解説も細やかで、初学者には良い経験になる学習プログラムだと思います。また、他のBIツールでも、基本的にデータを可視化するまでは似たようなプロセスを辿るため、Power BIを用いてベーシックな流れを習得すれば、他のBIツールを利用する場合でも、仕様の違いや応用部分はPower BIとの差異として捉えられるようになります。そうしたことから、BIツール全般での操作レベルの向上に寄与していると感じました。
——

テキストベースのマニュアルでPower BIの知識や操作法を習得するには時間を要すると思います。対して、DX-Learning Roomで学習することで、数日で基本操作を習得できました。また、Power BIのリレーションシップを通してデータモデリングの理解をより深められ、その後に実施したワークでも、より業務を強くイメージすることが可能となり、データ可視化までの一連の流れを体感できたと思います。

ユーザープロフィール

1991年に創業以来、30年以上にわたる活動を通じて培ってきたデータ活用領域での豊富な経験と知見を基にデータプラットフォーム構築からDX人材の育成まで、総合的なDX推進事業を展開、日本企業のDX実現に伴走するパートナーとして、顧客の企業価値向上を支援している。

- 取材にご対応いただいた方 -

(写真左から)

株式会社ジール
株式会社ジール 人事部 サブマネージャー 加藤 あゆみ
人事部 チーフスペシャリスト 上田 浩行
株式会社ジール
株式会社ジール 人事部 サブマネージャー 加藤 あゆみ
人事部 チーフスペシャリスト 上田 浩行

※本事例内容は取材当時のものです

製品ソリューション紹介

ZEAL DX-Learning Room

ZEAL DX-Learning Roomは、「データを活用するノウハウがない」、「分析ツールを使いこなせない」など、多くの企業における現場部門のデータ活用の課題を解決するeラーニングサービス。「すべての社員をデータドリブン人材に」をコンセプトに、データ活用の考え方とPower BIのスキルの両方を確実に習得することが可能となる。実務でのデータ活用を重視したコンテンツとなっている点も特徴の1つで、PCやスマートフォン、タブレットでいつでもどこでも何度でも学べるeラーニングと、講師にその場で質問し回答が得られるオンラインサービスとのハイブリッドで受講者の理解を深めることができる。

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