公開日:2023年9月18日

更新日:2023年9月18日

本記事は、弊社社員がパーソナリティを務める音声メディアVoicy 「わおんDX 気ままにインタビュー」にて、株式会社プランノーツ(以下、「プランノーツ」)代表、ノンプログラマー協会代表理事の高橋宣成さんへ4回に分けてインタビューさせていただいた第4回目の内容をもとに作成しています。
4回目は、高橋さんがこれから取り組みたいことについてご紹介します。

高橋宣成さんへのインタビュー:全4回

第1回目:ノンプログラマー向けのITスキルアップ支援を始めた理由
第2回目:GIVEすることが自分の学びになることを体験できるコミュニティ
第3回目:独学の大変さがわかるからこそ次の人には簡単な道を伝えたい
第4回目:ドキドキする越境学習で冒険する心を育む

          高橋宣成さん:プロフィールと経歴

          電気通信大学大学院電子情報学研究科修了後、サックスプレイヤーとして活動。日本におけるビジネスマンの働き方、生産性、IT活用などに課題を感じ、20156月に独立、起業。現在「日本の『働く』の価値を高める」をテーマに、ノンプログラマー向けデジタルリスキリング支援、組織のDX推進・越境学習支援、コミュニティ運営などを行う。コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」主宰。Voicy「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」パーソナリティ。NewsPicksプロピッカー。東京工芸大学大学院非常勤講師。自著に「デジタルリスキリング入門」「ExcelVBAを実務で使い倒す技術」「詳解!GoogleAppsScript完全入門」「パーフェクトExcelVBA」「Pythonプログラミング完全入門」。

          高橋さんのブログ
          https://tonari-it.com

          コミュニティで取り組みたい、3つの取り組み

          —今後高橋さんがコミュニティで取り組みたいことを教えてください。 

          高橋さん:大きく3つあり、一つ目は講師になるための教え方の講座、インストラクション講座です。講座の作り方や教え方を伝える講座になります。これまでは新しい講座を作るのは私しかいなかったのですが、ひとりで次々と新しい講座を作ることは限界があります。また、私が持ってないスキルを他のメンバーが持っている場合もあります。

          そこでこのインストラクション講座を始めたところです。二つ目は、技術ライティング講座です。これは文章を書く人のための講座で、Webの記事、書籍執筆などのスキルです。私自身が書籍出版を経験しているので、それをみなさんにお伝えしています。アウトプットすると学習効率が高まりますが、初めてアウトプットする場合はハードルが高く感じてしまいがちです。

          そこで、楽にアウトプットする方法を教えています。ライティング講座の面白い点は、全10回ほどの講座の最後には技術同人誌の企画を出すという課題があり、選考に通過すると実際に技術同人誌を出版できます。自分が伝えたい書籍を作る経験はなかなかできるものではないうえ、世の中に価値あるもととして提供できます。そして三つ目が、越境学習プロジェクトです。

          アウェイ感の中で学ぶ越境学習プロジェクト

          —越境学習プロジェクトについて教えてください。 

          高橋さん:越境学習はホームとアウェイを行ったり来たりして学ぶことです。ホームはみなさんにとっては自分の会社などになると思いますが、普段の会社や職場を離れ、まったく異なる環境に身を置き働く体験をして新たな視点などを得る学びを越境学習と言います。

          越境学習をすることでドキドキするところへ立ち向かい、これまでの考え方を見直したり、さまざまな発見をしたり、色々な方と繋がったり、冒険する力を身につけることができます。今はDXなど組織も変革をしなければなりません。そのためにはやはり冒険する活動が必要で、そういったことからも越境学習は注目されています。

          現在ノンプログラマー協会では企業向けに越境学習を支援するプロジェクトをしています。アウェイとなる越境先がノンプログラマーのためのスキルアップ研究会のコミュニティになります。ミュニティの方は学習意欲が高く、たとえば毎朝6時ごろから勉強している方もいます。そういった環境で新たな方々と接することで、冒険する心を手に入れることができます。 

          —冒険する心を育むという点は、高橋さんが一番大事にされているところですよね。                                                     

          高橋さん:そうですね。ノンプログラマー協会の越境学習では、もちろんアウェイ感は感じていただかなければならないのですが、「その方が活動できるような土台作りを少しだけ支援すること」を行っています。すでにトライアルを始めていますが、会社からノンプログラマー協会の越境学習プロジェクトに参加しているため、会社のサポートという後押しがあるので、勇気を持って越境できるという報告がありました。


          学習する冒険の旅で得られる宝もの

          —最後にみなさんへメッセージをお願いします。 

          高橋さん:学習はすごく大事です。特に日本人は、大人になってから学習をしないと言われていますが、学習は「わからないことを知る」ことであり、また、現在の自分を否定しないと新しいことを勉強しようという気持ちになりません。特にIT業界は技術の進歩も早く、勉強が大切だと思っています。

          学習をする際は、後ろ向きな気持ちよりも冒険する気持ちで取り組む方が達成感を得られますし、共に喜べる仲間も見つけることができます。学習という冒険に一歩踏み出すことを、ぜひみなさんに挑戦していただきたいと思います!冒険に出て宝物を見つけ、仲間と称え合えることは素晴らしいことですので、みなさんもぜひ体験してみてください!

           

          高橋さんのブログ
          https://tonari-it.com


          高橋宣成さんへのインタビュー:全4回

          第1回目:ノンプログラマー向けのITスキルアップ支援を始めた理由
          第2回目:GIVEすることが自分の学びになることを体験できるコミュニティ
          第3回目:独学の大変さがわかるからこそ次の人には簡単な道を伝えたい
          第4回目:ドキドキする越境学習で冒険する心を育む

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