Azure コスト可視化テンプレート

製品・サービス概要

Azure コスト可視化テンプレートは、Microsoft Azure および Microsoft Fabric 利用者向け、「Azure サブスクリプションで発生するコストの可視化」を実現するものです。

こんな課題をお持ちの方へ

  • Azure のコスト分析を効率化したい
  • 複数のサブスクリプションで横断的な分析をしたい
  • Fabric 導入を検討しており身近なユースケースで試したい

基本仕様

データ連携

データ連携は以下のコンポーネントで構成されます

  • コストエクスポート:Azure の標準機能によりサブスクリプションで発生する課金データをデータレイクに自動出力します
  • ショートカット:Fabric OneLakeのデータ仮想化機能により、データレイク上のデータを直接 Fabric で処理可能にします
  • Spark Notebook:Python , SQL などの言語に対応した分散処理フレームワーク Spark を使用して速やかにデータを処理します

レポート1:Azure 利用料

全体の利用料を確認できます。

レポート2:サブスクリプション別

サブスクリプションレベルで利用料を確認できます。

レポート3:月次推移

マトリクスで利用製品の詳細推移を確認できます。

導入に関して

導入にあたっての前提条件

Fabric 環境のご用意(Fabric容量ライセンス + Power BI Pro ライセンス)が必要

コストデータの取得に関して

  • EA契約でのデータ構造に設定されているため、その他のご契約(MCAなど)の場合にはご相談ください
  • 作業を実施される方に該当サブスクリプション内での権限が必要です
    チュートリアル – Azure Cost Management からデータをエクスポートし、管理する – Microsoft Cost Management | Microsoft Learn
    • サブスクリプションの「所有者」ロールなど、コストエクスポートの構成とストレージアカウントへの権限割当ができる権限
  • ストレージアカウントの構成
    ※F64 未満(P1も構成不可※2024/6月時点)の Fabric 環境では、ファイアウォール設定を構成した状態でのご利用がいただけません。
  • コストエクスポートを一括セットアップするため、AzCLIとgit cloneが実行可能な環境が必要です
    ※Azure Cloud Shellが利用できる場合はそちらで問題ございません。
    Azure Cloud Shell ウィンドウの使用 | Microsoft Learn
  • 対象サブスクリプションの ID (手順内で使用します)

作業者に必要な権限

作業者に必要な権限は以下の通りです。

  • サブスクリプションの「所有者」ロールなど、コストエクスポートの構成とストレージアカウントへの権限割当ができる権限
  • Fabric 容量に対するアクセス権

ストレージの前提条件対処について

ストレージファイアウォール設定についての代替策

ストレージアカウントキーへのアクセス許可を無効にすることで、MS Entra ID 以外での取得が不可能となるため、こちらの構成を推奨しています。

導入の流れ

Azure Portal 上でのコストデータ蓄積

Azure Portal 上でのコストデータ蓄積のセットアップ

  • Azure Data Lake Storage Gen 2 のセットアップ
  • Cloud shell を使用したコスト蓄積の一括設定
矢印矢印

Fabric 上でのデータ処理

Fabric 上でのデータ処理のセットアップ

  • レイクハウスのセットアップ
  • データ取り込み・整形処理のためのコードインポート、設定
矢印矢印

Power BI Desktop 上でのレポート

Power BI Desktop 上でのレポートセットアップ

  • Power BI テンプレートのセットアップ
  • Fabric への発行

価格

10万円~(詳細はお問い合わせください)

関連情報

Microsoft Fabric関連の導入事例

お客様が実現したいことに寄り添ったご提案をいたします。
少しでも気になることがございましたら、まずはジールまでご相談ください

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