公開日:2024年11月13日

更新日:2024年11月13日

2024年7月3日(水)Denodo社主催の「Denodo DataFest Japan 2024」にジールがGOLDスポンサーとして協賛し、Denodoと合わせて導入できるオープンデータサービス「CO-ODE」のご紹介ならびに導入事例の講演・展示を行いました。今回も突撃隊長ウエムラがイベントに参戦しましたので当日の内容をレポートします。

 

概要

※Denodo DataFest Japan 2024 イベントHPより引用しています。

Denodo DataFest Japan 2024 では、お客様が Denodo Platform の知識を最大限に活用できるようにし、組織がデータおよび分析ツール、モデル、アプリケーションから ROI を向上できるように支援するよう設計されています。さらに生成AIと論理ファースト・アプローチによる最新のデータマネジメントについてのインサイトも入手いただけます。

このイベントは、クラウドモダナイゼーション、セルフサービス分析、データ サイエンスと機械学習 (ML)、データ ファブリック、データ メッシュなどに対する Denodo Platform の論理的アプローチを活用するためのベスト プラクティスとヒントについて学ぶ機会を提供します。

今年は、Denodo設立25周年という節目を向かえ、創業者であるAngel Vina と Denodo Platformの開発責任者でもあるCTOのAlberto Panを迎え、これからのデータマネジメント、データ活用について皆様と情報共有できることを楽しみにしております。この機会に是非ご登録の上、ご参加ください。

出典:Denodo.Denodo DataFest Japan 2024.https://www.denododatafest.com/JAPAN?utm_source=partner_lead_Zeal

名称      Denodo DataFest Japan 2024
開催日時    2024年7月3日(水)9:30~18:00
会場      ホテルニューオータニ(東京)芙蓉の間 〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4-1
参加条件    無料・事前申し込み制
主催      Denodo Technologies株式会社
イベントURL https://www.denododatafest.com/JAPAN?utm_source=partner_lead_Zeal

 

会場は、ホテルニューオータニ(東京)芙蓉の間です。

 

受付

申し込み登録は完了していたものの、前日までに当日のお知らせメールが到着しないハプニングが発生しました。受付で事情を話すと、QRコードの再読み込みで無事受付できました。すでに基調講演が始まっており、慌てて会場に入りましたが、何とか無事に間に合いました。ふぅ~、危なかった(汗)

 

基調講演

オープニング・キーノート/生成AI時代のデータ管理の将来と題し、Denodo最高経営責任者アンヘル・ヴィーニャ氏の基調講演がありました。内容を要約しご紹介いたします。

オープニング・キーノート/生成AI時代のデータ管理の将来

アンヘル・ヴィーニャ氏
Denodo最高経営責任者

出典:Denodo.「アンヘル・ヴィーニャ | Denodo Datafest」.https://www.denododatafest.com/JAPAN/speaker/angel-vina

アンヘル・ヴィーニャ氏は、下記の様な内容をお話しされていました。内容は要約しています。

Denodoは、データ仮想化技術のパイオニアとして25年間一貫したビジョンを持ち続けてきた企業です。その技術は、様々なデータソースを論理的なデータレイヤーを通じて容易にアクセス可能にします。現在のAI時代において、Denodoのビジョンはデータ量の増加、インフラの多様化、利用者の増加という課題に対応しています。
Denodoのデータファブリックは、セマンティックな一元化レイヤーとして機能し、組織全体のデータ管理と利用をサポートします。同社のソリューションは、データの民主化、顧客体験向上、ガバナンス一元化など幅広いユースケースに対応し、様々な業界でデータ活用の課題解決に貢献しています。
最新のDenodo Platformでは、エンタープライズRAGやデータ製品ライフサイクル管理など革新的な機能が追加され、進化するデータ環境に対応し続けることが期待されています。

 

ジールブース

午前の基調講演後は、参加されたみなさんはお昼休憩中に各ブースへ流れていきました。
今回もジールブースはおかげさまで大盛況。今回はDenodoと連携して導入できるオープンデータCO-ODE(コ・オード)の活用例をご紹介しました。

多くのお客様にお立ち寄りいただきまして、ジールスタッフ陣一同、心より感謝申し上げます。

 

お昼

お昼は今半のすき焼き丼をいただきました。
お肉が柔らかく卵がとろ〜んとして、とっても美味しかったです。

会場が少し寒かったこともあり、食後は庭園を散歩することにしました。
ばばーん、ホテルニューオータニと言えば立派な庭園です。

風がなく水面が落ち着いていたので、美しい水鏡写真が撮れました。

この日は37度と猛烈な暑さ。さらに手を振り払えば滴りを感じるほどの湿度で、非常に蒸し暑い陽気でしたが、この庭園は別世界です。まさに都会のオアシス。

都内の一等地でこれだけ洗練された緑が広がる空間は見事です。
まとわりつく湿度が、たくさんの緑によって一瞬で涼さに変わったようでした。

 

午後の講演

Denodoからのオープンデータ(CO-ODE)の活用(ジール講演)

お腹も心も満たされリフレッシュした後は、また午後の講演を聞きました。
セッションが押して少しづつタイムスケジュールが後ろ倒しになり、15時ごろジール斉藤さんの講演が始まりました。
齋藤さんの講演では、ジールのオープンデータ提供サービス「CO-ODE」のご紹介と、DenodoとCO-ODEを連携して活用する方法についての事例の発表がありました。


出典:Denodo .「斉藤 宏 」 Denodo Datafest.https://www.denododatafest.com/JAPAN/speaker/saito?utm_source=partner_lead_Zeal

 

オープンデータと課題について

齋藤さん:オープンデータの定義は、国、地方公共団体および事業者が保有する官民データのうち、国民誰もがインターネット等を通じて容易に利用(加工、編集、再配布等)できるよう、次のいずれの項目にも該当する形で公開されたデータを指します。

【オープンデータの定義】

  • 営利目的、非営利目的を問わず二次利用可能なルールが適用されたもの
  • 機械判読に適したもの
  • 無償で利用できるもの
  • 一般的なオープンデータの利用方法は、既存のデータ基盤に組み込んで、可視化ツールや分析ツールと組み合わせたり、データ基盤に組み込まずに、可視化ツールや分析ツールと組み合わせて既存のデータとオープンデータを掛け合わせてを利活用します。

    しかし、オープンデータの管理・運用・活用には課題があります。

    【管理面の課題】

  • 一般的なデータ基盤では、オープンデータを使えるようにするのに時間がかかる
  • 【運用面の課題】

  • 組織内に散らばっているオープンデータを簡単に探す仕組みがない
  • 簡単にオープンデータの内容を確認する方法がない
  • データのガバナンスが効かない
  •   〇同じデータが複数存在してもわからない
      〇管理されない野良データになりやすい
      〇組織内のオープンデータを簡単に探す仕組みがない

    【活用面の課題】

  • オープンデータの利用効果があるかどうかは、組織内のデータと組み合わせて使ってみるまでは分からない
  • この改題を解決するためには、オープンデータが必要だということが分かりました。
    ではこれを使うにはどうすればよいのか、非常に気になるポイントです。
    その方法として、オープンデータの保存場所に対し、データソースを作成してデータソースビューを作成しデータを公開するサイクルがあります。次にその利用方法について説明がありました。

     

    オープンデータをDenodoで利用するには

    齋藤さん:オープンデータを活用するには、以下の図のサイクルで回すことがポイントになります。


    出典:ジール.Denodoからのオープンデータ(CO-ODECO-ODE)の活用講演資料

     

    オープンデータ活用のサイクル
    1⃣オープンデータを探す

    1⃣オープンデータの内容を確認
    1⃣と2⃣は、主にデータカタログを利用します。オープンデータを探すだけでなく同時にオープンデータと組み合わせ可能な組織内のデータに着目しておきます。

    3⃣オープンデータと業務データの組み合わせを試行
    1⃣、2⃣で見つけたオープンデータと組織内データを組み合わせたビューをDesign Studio等で作成し、可視化・分析ツールで仮の画面や分析を行います。

    4⃣利用のための仕組みづくり
    3⃣で作成したビューを業務に組み込むための仕組みを作成します。

    5⃣ユーザー公開
    1⃣~4⃣のステップが終わるとユーザーに公開します。

     

    ここでオープンデータを便利に活用できるサービスとして、ジールのCO-ODE(コ・オード)の紹介がありました。ちなみに、CO-ODE(コ・オード)は、国や自治体が公開しているオープンデータを使いやすく加工して配信・提供し、要因分析・原因分析・将来予測に利用することが可能なジールのサービスになります。

     

    CO-ODE(コ・オード)とは

    齋藤さん:CO-ODE(コ・オード)は、国や自治体が公開しているオープンデータを分析しやすいように加工して配信・提供しているジールのサービスです。

    様々なオープンデータのソース元のサイトから①収集②加工③更新していた作業負荷が無くなるため、オープンデータを簡単に分析で利用できます。

    CO-ODEが提供するオープンデータは、Denodoの標準機能で取得することが可能で、
    Denodoへオープンデータを追加したり、オープンデータを利用中のデータ基盤へDenodoを導入することもできます。

    CO-ODEの詳しいサイトはこちらです。

     

    次に、Denodoを導入した企業の事例についてご紹介がありました。清水建設様も大林組様も言わずと知れた建設業を代表する大企業です。いずれもDenodoを導入し、データドリブン経営を推進した事例になります。

     

    Denodoの事例紹介

    清水建設株式会社様の事例

    データ民主化を支える仮想統合環境構築にDenodoを採用し、PoCから構築、運用までジールが伴走支援しました。

    詳しい事例の紹介ページです。

     

    株式会社大林組様の事例

    PoCから導入まで、データドリブン経営の推進に向けてデータ仮想化ソリューション「Denodo」によるデータプラットフォームを構築し支援しました。

    詳しい事例の紹介ページです。

    以上が講演内容です。

     

    また本講演内容はオンラインでもご視聴いただけます。
    ジール講演

     

    この他にも様々な講演が行われました。
    今後、全てのセッションをオンデマンドで視聴できるそうです。
    気になる方は、以下のサイトよりチェックしてみてください。

    Denodo DataFest Japan 2024

     

    本日いただいたもの

    受付で受講証を返却すると、お土産にクッキーをいただきました。写真右上です。クッキーにDATA NINJAくんがプリントされていました。帰宅後、コーヒーと一緒に美味しくいただきました。各企業のみなさま、どうもありがとうございました。

     

    感想

    今回のDenodoのイベントは、ホテルニューオータニという格式高い場所で行われました。名前を聞いただけで畏まってしまいますが、会場の規模感は程よく、同時進行のセッションがなかったため、集中して講演を聞くことができました。

    さらに、朝から聴講していた来場者の入れ替えもさほど無いようなイメージでしたので、全体的に非常に落ち着いた雰囲気でした。

    今回のイベントでは、今やビジネスの主要なキーワードの1つである生成AIが、Denodoと融合し素晴らしい化学反応を起こしていることを知ることができました。さらに、Denodoとオープンデータは非常に親和性が高いのだと改めて感じました。
    オープンデータを簡単かつ効果的に活用できるサービス CO-ODEを、ぜひみなさまにもご体感いただければと存じます。

    またCO-ODEは、Snowflake、Databricks、Google Cloud のマーケットプレイス(Google CloudはAnalytics Hub)にも対応しております。
    そのため既に上記の製品群を導入済みのお客様には、よりオープンデータを導入しやすくなっています。

    気になる方は、ぜひこちらのサイトをご覧ください。
    CO-ODEの提供データ活用例のご紹介もしており、またPowerBIでのオープンデータの利用イメージもご確認いただけます。

    CO-ODEの詳しいサイトはこちらです。

    Denodoの詳しいサイトはこちらです。

     

    ジールへのお問い合わせ

     

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