公開日:2020年11月13日

更新日:2023年11月2日

2020年11月11日、株式会社ジールにて、『【ウェブセミナー】BI製品選定サービスZ-BISS(ジービス)紹介セミナー ~これからBIツールを検討したい、もっとBIツールを活用したい皆様へ~』が開催されました。その内容をレポートします。

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はじめに

1000社を超えるお客様のBI・DWH構築の実績を持つジールは、BIツールの選定を支援するサービス「 BI製品選定サービス Z-BISS(ジービス)」をスタートさせました。データ活用の市場には様々なBIツールがありますが、どの製品が自社に適しているかを判断することは難しいものです。その課題を解決するサービスとして発足しました。このサービスの概要を紹介していきます。

1. BI選定は難しい~BIの機能分類~

下記の図は、本セミナーの参加者に事前に、自社のデータ活用についてのアンケートを実施しました。
「利用部門のITスキルがなくデータ活用が浸透しない」、「データ活用をこれから始めようとしている」、「社内でBIツールがばらばらで運用されていて、コンプライアンスが取れていない」といった回答が多くみられました。

 

 

続きまして下記の図は、導入しているBI製品についてです。セルフサービスBIに代表される2製品がトップにいながら、上記の課題で示した通り、利用部門のITスキルの低さであったり、社内でBIツールの統制が取れておらず、データのセキュリティが心配になる状況があるようです。

 

 

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。現在、利用している製品を導入するときには、それなりにいくつかの製品を様々な観点で調査・検討したことかと思います。しかし、選定する時には気づかなかった意外なところで、問題が浮き彫りになったり、利用スキルと利用者スキルが合わずに定着化が進まなかったり、選定時に考慮するべきポイントを先送りにした結果ではないでしょうか。本セミナーでは、そのようなBI製品選定の難しさと満足して導入していただくための秘訣をお話します。

BIツールの選定は難しいといわれますが、どうして難しいのでしょうか。今ご利用になられているBI製品があるとしたら、それはどのように決められたのでしょうか。いくつものメーカーに声をかけて紹介されるケースもありますが、複数の製品紹介を聞いているうちに、最後に聞いた製品が良い気がしてしまい、決めてしまうことはありませんでしょうか。そして導入後に定着化せずに使われなくなってしまった、というケースを聞いたりすることがあります。

では、BI選定を難しくさせているポイントを以下の4つのポイントから説明します。

 

・課題

BIの導入は、製品選定から構築、運用、保守の観点から吟味していかなくてはなりません。
見た目だけではなく、構築時の容易さ、セキュリティーの設定、レスポンスの維持などの運用、そして、保守料金もさることながら、バージョンアップやパッチ作業の負荷も考えていかなければなりません。

 

・機能

BIツールには、様々な機能が含まれています。KPIを管理するダッシュボード、様々な検索条件を設定しながらアドホックに結果を確認出来る自由検索、データの保存機能としてウェアハウスも含まれているものなど。

 

・特長

クラウド利用ができるものやAI、機械学習の機能が含まれている拡張分析

 

・選択

上記のとおりいくつか選択のポイントを挙げましたが、BIツールを公平な視点で選ぶという事は大変な作業です。

上記の通り確認しておくポイントがたくさんありますので、最適なBIツールを選定するのは、容易ではありません。よりまして、お客様の目線で判断の支援ができるのは、たくさんの構築実績のあるジールが行うZ-BISS(ジービス)しかありません。

 

2. ジールの過去のお客様より実例・事例紹介

ジールの導入事例を4つの視点で紹介します。

 

【選定】 ジェイリース様

ある製品に決定しかかっていましたが、お客様の要望を深くヒアリングしたところ、IBM Cognosが最適だということがわかり導入が決定しました。選定のポイントは、処理スピードが速いこと、既存の基幹システムのデータベースと連携させ、リアルタイムで分析が可能であること、さらには、将来的に予測分析ソフトウェアであるIBM SPSS製品の導入を視野に入れた場合、その親和性という観点からもCognos BI が優位であると評価され決定しました。

 

【スモールスタート】 マガシーク様

あるエンタープライズBI製品を使いこなせていなかった、といった状況でジールに相談いただいた事例です。業務部門から上がる要求がIT部門に集中してしまう傾向があり、スピーディに対応出来る状況ではありませんでした。よりまして、既存システムをクラウドのSQL Serverに移行し、システムを刷新。一部の特定部門からレポートを移行していく手法をとりながら構築を進めていき、IT部門への集中していた依頼を減少させ、自分達で必要なデータを取れるように改めました。このケースは、スモールスタートと定着化が成功した事例です。

 

【定着化支援】 日清食品ホールディングス様

製品は、Power BI です。データ統合・整備を重点的に支援しました。スキルトランスファーやトレーニングを実施し、お客様主体で運用ができるようになりました。また、開発着手からわずか2か月くらいで運用を開始することに成功しました。

 

【ツール専用コンサル】 コマツ(株式会社小松製作所)様

製品は、SQL Server です。それぞれの地域、ユーザーでデータの収集、レポートを作成しており、効率が悪かったのですが、情報収集の効率化を整備し、グローバルで共有可能なデータ活用基盤を構築した事例です。

 

3. BI製品選定サービス(Z-BISS)とは?

Z-BISS(読み方:ジービス)とは、ZEAL BI Select Serviceの略称になります。

何種類もあるBI製品の中から本当にお客様にあった製品をピックアップし、見て、触って、感じて頂き、納得して頂き、BIツールを選定するための支援サービスです。

以下の4つステップで進めていきます。(最短2ステップ)

 

  1. お客様の要件をヒアリングします
  2. ヒアリング内容から、最適なBI製品をいくつか紹介し選定
  3. 選定するために試してみたい場合、BI製品をPoC
  4. 納得したものを選定

 

このサービスの最大の特長は複数のメーカー製品を確認し、選考できることです。また、BIツールの選択は、構築・運用・定着化までを踏まえた視点と、お客様の業務を理解したエキスパートが製品選定を一緒に考えていきます。
つまりこのサービスは、「最適なBIツールをお客様視点で紹介出来るサービス」であり、お客様のBIの課題解決をサポートしていきます。

 

 

4. 将来まで安心して頂ける様々なサポート

ジールでは、独自に様々なBIツール導入に関わる支援体制を用意しています。

  • 導入構築支援

  • トレーニング

  • 保守

  • 定着化支援

導入構築から、製品の使い方などのトレーニング、保守についてもジールが1次窓口として対応できますので、窓口を全て1本化する事ができます。

 

まとめ

BI製品は、たくさんあります。製品概要を見始めると、どの製品も魅力的に見えてきます。いったいどの製品が一番良いのでしょうか。それは、導入する際の要件によって変わってきますが、それを紐解くだけでも大変な作業になります。たくさんの製品を一度に選べて、また運用まで含めた長い視点で提案してくれるサービスは、他にはないサービスではないでしょうか。気になった方は、こちらからお問い合わせください。

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