公開日:2024年12月12日

更新日:2024年12月12日

2024年9月12日(金)ジールが Snowflake社主催「SNOWFLAKE WORLD TOUR TOKYO」に協賛し、SnowflakeとTROCCO®を用いた導入・構築支援実績など、モダンアーキテクチャへの刷新事例の発表を行いました。今回も突撃隊長ウエムラがイベントに参戦しましたので当日の内容をレポートします。

 

概要

【イベント名】 SNOWFLAKE WORLD TOUR TOKYO
【開催日時】 2024年9月11日(水) 16:00~18:30(開場 15:30予定)2024年9月12日(木) 9:00~19:45(開場 8:30予定)EXPO 9:30~19:00
【形 式】 オンサイト開催 *Keynoteのみライブ配信あり(要事前申込)
【会 場】 ANAインターコンチネンタルホテル東京
【参加費】 無料(事前登録制)
【主 催】 Snowflake合同会社
https://www.snowflake.com/events/snowflake-world-tour-tokyo/

Snowflake World Tour Tokyo – アジェンダ
https://www.snowflake.com/wp-content/uploads/2024/06/Snowflake-World-Tour-Tokyo-Agenda-v5-2.pdf

 

受付

今年もやって参りました〜、SNOWFLAKE WORLD TOUR TOKYO 2024年開催。

8:30入場のところ、張り切って8:10に到着し、先頭から10人目に並びました。

何故かって…
今回は、全てのセッションが事前予約だったのですが、すでにほとんどのセッションが早期で満席となってしまいました。会場に行くまでセッションに入れるのかどうかという状況だったため、空席待ちの望みを懸けるしかないという、ハラハラドキドキの会場入りでした。

まずは、何としても9時からのセッションを聴講するため、朝から鼻息荒く整列しました。こちらは受付け待ちの列から見た様子です。

8:30に受付が開始されました。とてもスムーズに会場へ入ることができました。

会場へ向かうエスカレーターに乗る前に、来場者限定のサコッシュをいただきました。
昨年に比べるとサイズは2〜3倍大きくなっており、大容量でとっても便利。携帯、名刺入れ、A4サイズのチラシ、当日のセッションパンフレットなど、どんどん入りました。早速肩にかけてイベントに参加しました。


出典:Snowflake. https://www.snowflake.com/events/snowflake-world-tour-tokyo/

 

朝一のセッション聴講

やはり事前予約で既に満席だった朝一のセッション。当日の聴講者列の先頭に並んでお席を待つことに。講演数分前になると入室の案内があり、わたくしの後ろに並んでいらした数名の方までが着席できました。超満員で立ち見の方も大勢いらっしゃいました。

お待ちかねの9時からのセッションは、「今から知ろう!Snowflakeの基本概要」でした。

登壇された菅野さんのご説明はとても分かりやすく、本日のSnowflakeの基礎から新機能までのポイントをしっかり押さえることができました。あ、菅野さんは自己紹介の際、メンサ会員だとお話しされていました。わたくしメンサ会員の方と初めて対面したのですが、頭脳明晰な方の話し方は、リテラシー問わず刺さります。

すっかり整った状態で基調講演に向かいました。

 

基調講演

基調講演も事前予約だったのですが、早い段階で「満員」となってしまい基調講演会場に入ることはできませんでした。昨年はキラキラライトを手に持ち「スノ〜フレ~ク」とみんなで一緒にライトを振りながら声出ししましたが、今年は残念。

▼こちらが昨年の【Snowflake】DATA CLOUD WORLD TOUR TOKYO突撃記事です。
イベント突撃レポートシリーズ 第1弾【Snowflake】DATA CLOUD WORLD TOUR TOKYO 2023 潜入編

基調講演会場に入れなかった方にはサテライト会場が用意されていたようですが、そちらに並ぶ列も大混雑していました。わたくしはオンライン視聴で登録をしていたため、サテライト会場には向かわず、1階のロビーにあるふっかふかのソファーに座りながら自らのPCでオンラインで参加することに。

基調講演の内容は以下に要約してレポートいたします。

基調講演①:Snowflake合同会社 東條 英俊氏

東條 英俊氏
Snowflake合同会社
社長執行役員

SNOWFLAKE WORLD TOURは、今年の6月サンフランシスコから始まり、世界 30 都市での開催を予定しており、今回の東京開催では5,000名を超える登録があったそうです。
また、先進的な取り組みや大きなビジネス課題を、Snowflakeのデータ基盤を活用し解決した事例を表彰するSnowflake DATA DRIVERS WINNER 2024年の受賞企業のご紹介がありました。

【Snowflake DATA DRIVERS WINNER 2024年を受賞した企業様】

  • アジアパシフィックジャパン地域COLLABORATION賞 三菱商事株式会社様
  • DATA DRIVER OF THE YEAR賞 塩野義製薬株式会社様
  • DATA HERO OF THE YEAR賞 トヨタ自動車株式会社 大栄義博様
  • DATA FOR GOOD賞 株式会社Agoop様
  • POWERED BU SNOWFLAKE様 株式会社GROWTH VERSE様
  • DATA EXECUTIVE OF THE YEAR 日清食品ホールディングス株式会社 成田敏博様
  •  

    基調講演②:Snowflake Inc.Sridhar Ramaswamy氏

    続いて、Sridhar Ramaswamy氏が登壇されました。

    Sridhar Ramaswamy氏
    最高経営責任者(CEO)
    Snowflake Inc.

    AIデータクラウドは、「AI駆動のデータプラットフォーム+データ駆動のAIプラットフォームである」というお話がありました。

    AI駆動のデータプラットフォームは、AIパイプラインを簡素化し、どのような人材にとっても強力なcopilot(副操縦士)となり、データ駆動のAIプラットフォームは、各企業データを中心に構築されるエンドツーエンド(end-to-end)※のAI能力をSnowflakeによって実現するとのことでした。

    また、Snowflake×Deloitte、Snowflake×accenture、Snowflake×EYなどの有名企業の取り組みに関する事例紹介がありました。

    ※エンドツーエンド(end-to-end)とは「端から端まで」を意味する英語でビジネスプロセスの始まりから終わりまで一貫して連続的に実行されることを意味します。

     

    基調講演③:KEYNOTE – Snowflake×カスタマー(顧客)対談

    続いて、浮田 竜路氏(Snowflake合同会社 執行役員 第二営業統括本部長)がファシリエーターを担当されて、撫養 宏紀 氏(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 執行役員CIO、CCCMKホールディングス株式会社 取締役)と白石 寛樹 氏(三井住友カード株式会社 執行役員 マーケティング本部副本部長 兼 データ戦略ユニット長 金融データ活用推進協会(FDUA)理事)とのカスタマー対談が行われました。

    その中で、CCCMKホールディングス株式会社と三井住友カード株式会社によるお話が大変興味深かったです。
    「Vポイントによるポイント統合は、データの転換期にある」ということ、両社とも異なるクロスクラウドの環境でSnowflakeによる基盤構築を短期間で行ったということを話されていました。
    次に、松本 淳一氏(執行役員 第一営業統括本部長 Snowflake合同会社)がファシリエーターを担当され、藤冨 知行 氏(執行役員 ICT推進統括部長 株式会社JERA)との対談が実現しました。対談では、株式会社JERAが取り組むデータ利活用について、またSnowflake合同会社に期待することについてお話しされていました。

    その後、Christian Kleinerman氏(プロダクト担当上席副社長(EVP)Snowflake Inc.)が登場し、Snowflakeがプラットフォームとして、各企業の組織に提供しているケイパビリティについてのお話をされていました。

    最後に、KT氏(シニアプロダクトマーケティングマネージャー兼エヴァンジェリスト、マーケティング本部 Snowflake合同会社)によるSnowflakeのデモ紹介がありました。

    ボリュームたっぷりの基調講演の後は、お昼のセッションまで時間がありましたので、みなさん昼食を受け取りランチタイムです。

     

    お昼

    朝の受付でランチチケットをいただきましたので、基調講演の後にランチボックスと引き換えました。

    ちょっと濃い目の味付けのかんぴょう巻き、お稲荷さん、カツサンドをいただきました。

    お食事できる会場はいくつかありましたが、こちらはわたくしがいただいた会場になります。Snowflakeの世界観が広がっているお部屋です。

     

    イベント会場

    会場にて各ブースを回ると「SNOW BALL チケット」というものをゲットできます。
    この紫色のチケットは、5枚集めるとガチャポンに1回挑戦でき、水色のチケットは、1枚集めるとガチャポンに1回挑戦できます。
    わたくしは昼食会場となっていたSnowflakeのブースを訪問したところ、水色のチケットをいただきましたので、ガチャポンに合計2回挑戦できました。

    ガチャポン会場へ入ったら、ちょうどアワード受賞式をしていました。プレスの方々も入っておられ盛り上がっていました。

    しばらくたってから再訪し、ガチャポンチャレンジに挑みました。結果は2回ともD賞のノートでした。ルーズリーフもまとめられる高級ノートでした。

    写真右はA賞からD賞です。トートバックやボトルなど素敵な景品がありました。

    また各社のブースのエリアの一角にSnowflakeの提灯がぶら下がったやぐらが設置され、写真スポットとしても賑わっていました。ちょうどSnowflakeのマスコットのクマ太郎さんのお姿があったので、写真を撮らせていただきました。ふかふか真っ白でとてもかわいいです。

    こちらは、SnowPro ラウンジといってSnowflakeの資格をお持ちの方専用のラウンジです。パーカーなどの配布があったようです。

     

    ジールブース

    お陰様で大勢のお客様が弊社ジールブースにお立ち寄りくださりました。わたくしはアライアンス推進部岡本さんの講演前にチラッと立ち寄り、後でまたお客様の状況を聞きに行こ〜、と軽い気持ちでおりましたが、その後はジールの担当スタッフ全員がお客様の対応で大忙しだったため、とても近づけず。遠目から撮影するのが精一杯でした。大変喜ばしい限りでございます。

    今回ジールブースでは、dbt Cloud ™ × Snowflake × trocco®についてのご紹介もいたしました。

     

    ★dbt Cloud ™について

    dbt Cloud ™は、データ分析処理の前工程であるデータ変換処理をクラウド上で高品質かつ一元管理するプラットフォームです。SQL SELECT文によるモデルの定義に対応しており、従来属人化しがちだったデータ変換処理の開発プロセスを容易にすると共に、バージョン管理、テスト、データ品質、ドキュメント作成に対応していることで正確で信頼性の高いデータ変換を実現します。また、Snowflake、Redshift、BigQuery、Databricks などのクラウド型データウェアハウスに対応しており、大規模なデータ変換が可能です。

    dbt Cloud ™の詳細はこちらから

    気になる方はぜひこちらまでご連絡ください。

    無料相談・お問い合わせ

     

    みなさま、ご興味を持ってお立ち寄りくださりどうもありがとうございました。
    ジールスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

     

    ジール講演

    ちょっと時間が押していたのですが、お昼をいただいた後にジールアライアンス推進部岡本さんのセッションがありました。

    昼食をいただいた会場内にはシアター1と2があり、シアター1で岡本さんのセッションが行われました。こちらも満員で事前登録ができなかったため、しばらく並んで入ることができました。

    今回の岡本さんの講演は、回転寿司業界において売上日本一を誇る株式会社FOOD&LIFE CAMPANIES様の営業支援システムを構築し、リアルタイムで経営判断に必要な分析レポートの作成とコスト削減に成功した事例のご紹介です。

    登壇者

    岡本真一

    出典:Snowflake. https://www.snowflake.com/events/snowflake-world-tour-tokyo/

    ちなみに、岡本さんはZEAL DATA TIMES の監修者でもあります。
    ▼監修者一覧
    https://www.zdh.co.jp/bi-online/supervisor/

    ▼岡本監修記事
    https://www.zdh.co.jp/bi-online/okamoto-shinichi/

    お陰様で多くの方が聴講されていました。

    講演内容は要約しレポートいたします。

    Snowflake導入前のお客様の課題

    以下の4点が導入前の課題として挙げられていました。

  • 夜間バッチが複雑な処理だった
  • 店舗の拡大によりデータの規模が大きくなっていた
  • 同時アクセスによるレスポンスの劣化
  • 運用の負荷
  • ジールによるSnowflake導入支援のポイント

    Snowflake導入にあたり、BI導入における豊富な実績がある点、また複数の製品に対する専門知識の高さを評価いただき、ジールが構築支援する運びとなりました。具体的には、各種データをETL部分に統合する形で、SQL Server Databaseにデータを蓄積しました。このデータベースに対してウイングアーク1st社のDr.sum EAで分析を行い、さらにモニタリングに最適なデータモデルに再構築しました。その後、BIであるMotionBoardで可視化させるシステムを構築しました。

     

    Snowflake導入後の効果

    Snowflake導入後は、データモデルの改善がなされ、データ増加によるパフォーマンスの劣化を軽減することができました。また、 レポート機能を強化したことで、最新データを自動で集計・配信できるシステムへの刷新に成功しました。

    こちらは事例紹介のページです。
    ご興味がございましたら詳細をご覧いただけますと幸いです。

    ▼株式会社FOOD&LIFE COMPANIES(旧:スシローグローバルホールディングス)様事例のご紹介
    https://www.zdh.co.jp/customer/sushiro/

     

    本日いただいたもの

    今年も早期来場者にもらえる Snowflakeロゴ入りサコッシュをいただきました。またガチャポンでは2回ともノートが当たりました。こちらは便利に使えるルーズリーフ機能付きの高級ノートでした。

    またprimeNumber様からいただいた「TROCCO」ロゴ入りのプリングルスサワークリームは、帰宅後早速いただきました。疲れた体にサワーの酸味と塩味が疲れを癒してくれました。美味しかった〜。

    そしてThoughtSpot様からは「ThoughtSpot」ロゴ入りのトランプをいただきました。その日の晩に家族でババ抜きとスピードをして盛り上がりました。

    各企業のみなさま、どうもありがとうございました。

     

    感想

    昨年に続き、2回目のSNOWFLAKE WORLD TOUR TOKYOのイベント参加でした。昨年は台風の影響もあり来場者数は多くなかったのですが、今年はお天気も良く大勢の方が来場され、どこへ行っても大混雑。大盛り上がりのイベントでした。

    いや〜、それにしても早い段階でセッションが締め切られてしまったのは痛かったです。動画の配信もあるので、見たかったセッションをゆっくり楽しみたいと思います。来年は、早期セッション登録頑張ります。今年も楽しいイベントでした。

     

    最後に

    ジールでは、Snowflakeデータクラウドとお客様のお好みのBI製品を使い、お客様が自由自在に分析・レポーティング、活用イメージを体感できる「Snowflake データ連携 for BI 体感パック」をご用意しております。

    ▼Snowflake データ連携 for BI 体感パック
    https://www.zdh.co.jp/products-services/dwh/snowflake-dataintegration-for-bi-bodilysensationpack/

    Snowflakeデータクラウドと連携可能な製品はこちらです。
    Domo、IBM Cognos Analytics、Infor Birst、Looker、Microsoft Power BI、MicroStrategy、Oracle Analytics Cloud、Qlik Sense、SAP Analytics Cloud、SAS Viya、Sisense、Tableau、ThoughtSpot、MotionBoard、Yellowfin

    サービス提供まで最短3日とクイックに、Snowflakeデータクラウド環境の準備やデータロード、BI製品との連携はジールにおまかせのオールインワンで、さらに無償提供のサービスです。

    また多数のSnowflakeの導入事例の実績がございます。
    さらに、Snowflake初心者向けのハンズオンセミナーも開催しています。
    些細なご相談でも結構です、お気軽にお問い合わせください。

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