このサイトはTableauの「数値関数・集計関数」手順を説明しています。数値に対して数学的演算が実行され、結果として別の数値が返されます。集計関数を使用すると数値の平均を計算するなど、データを集計する方法も紹介されています。
数値関数
数値関数では、数値に対して数学的演算が実行され、結果として別の数値が返されます。数値関数は、元になるデータに単純な数学的演算がまだ行われていない場合に利用できます。
ABS(number)
数値の絶対値を返す。 [利益] の値が10または-10の場合、ABS([利益]) では「10」が返される。
ROUND(number, [decimals])
指定された数値の小数点以下を、指定された桁数に丸める。
桁数が指定されていない場合は、最も近い整数に丸められる。
[試験結果] が91.5 ~ 92.4の場合、ROUND([試験結果]) では「92」が返される。
CEILING(number)
数字を、同等またはより大きい値である最も近い整数に丸める。
FLOOR(number)
数字を、同等またはより小さい値である最も近い整数に丸める。
MIN(expression) またはMIN(expr1, expr2)、
引数が1つの場合、すべてのレコードで最小の1つの式を返す。
引数が2つの場合、各レコードで最小の2つの式を返す。
[数量] の最小の値が42の場合、MIN([数量]) では「42」が返される。
MAX(expression) またはMAX (expr1, expr2)
引数が1つの場合、すべてのレコードで最大の1つの式を返す。 引数が2つの場合、各レコードで最大の2つの式を返す。
ZN(expression)
式がNULLでない場合はその式を返し、NULL の場合はゼロを返す。
[返品数] の値が2の場合、ZN([返品数]) では「2」が返され、[返品数] がNULLの場合は「0」が返される。
集計関数
集計関数を使用すると、たとえば、あるメジャーの数値の平均を計算するなど、データを集計することができます。
集計関数では、一連の値に対してビューの粒度で計算が実行され、1 つの値が返されます。
集計 計算は、シェルフや[マーク] カードに配置すると、その前に「集計」という文字が表示されます。
AVG(expression)
式で指定されたすべての値の平均を返す。
SUM(expression)
式で指定されたすべての値の合計を返す。
MEDIAN(expression)
式で指定されたすべての値の中央値を返す。
[売上] の値の平均が500ドルの場合、MEDIAN([売上]) では「500ドル」が返される。
COUNT(expression)
グループに含まれるアイテムの数を返す。
NULL はカウントされない。
[顧客ID] フィールドの値がNULLでないレコードが123件ある場合、COUNT([顧客ID]) では「123」が返される。
COUNTD(expression)
グループに含まれる一意のアイテムの数を返す。
[顧客ID] フィールドの値が一意のレコードが50件だけの場合、COUNTD([顧客ID]) では「50」が返される。
MAX(expression)
式のすべてのレコードから最大値を返す。
[売上] の最大値が1,000ドルの場合、MAX([売上]) では「1,000ドル」が返される。
MIN(expression)
式のすべてのレコードから最小値を返す。
ATTR(expression)
式の値がすべての行で単一の値になっている場合は、式の値が返され、それ以外の場合は「*」が返される。
これにより、値が同じかどうかをチェックできる。
[セグメント] の値が「企業」の場合は、ATTR([セグメント]) では「企業」が返される。それ以外の場合は 「*」が返される。
以上、今回はTableauの「数値関数・集計関数」の小技を紹介しました。
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