このサイトはTableauの「文字列関・論理関数」手順を説明しています。文字列関数では、文字列を対象に処理を実行し、文字列を操作し文字列に関する情報を照会します。 データの見栄えを整え、フィールドの一部分だけで意味を伝え、理解できるようする場合などに文字列関数方法についても紹介されています。
文字列関
文字列関数では、文字列を対象に処理を実行し、文字列を操作したり、文字列に関する情報を照会したりします。 データの見栄えを整えたり、フィールドの一部分だけで意味を伝えたり、理解できるようする場合などに文字列関数が役立ちます。
LEFT(string, number)
指定した文字列の先頭(左端)から指定した文字数分の文字列を返す。
[郵便番号] が「98103」の場合、LEFT([郵便番号]) , 2) では「98」が返される。
SPLIT(string, delimiter, token number)
区切り文字(delimiter)で文字列を分割し、トークン番号でどの部分の文字列を返すかを決定し、そのサブ文字列を返す。
[電話番号] が「206-633-3400」の場合、SPLIT([電話番号], “-“, 2) では、「633」が返される。
「633」は、ハイフンで区切られた2番目の部分文字列
CONTAINS(string, substring)
指定された文字列が指定されたサブ文字列を含む場合は「真」を返し、そうでない場合は「偽」を返す。
[製品名] が「Apple iPhone」の場合、CONTAINS([製品名], “Phone”) では「真」が返される。
[製品名] が「Apple iPad」の場合は「偽」が返される。
ENDSWITH(string, substring)
指定された文字列が指定されたサブ文字列で終わっている場合は「真」を返し、そうでない場合は「偽」を 返す。
STARTSWITH(string, substring)
指定された文字列が指定されたサブ文字列で始まっている場合は「真」を返し、そうでない場合は「偽」を 返す。
FIND(string, substring, [start])
指定された文字列内で、指定されたサブ文字列の位置を返す。サブ文字列が見つからない場合は「0」を 返す。
開始(start)が指定されている場合、開始位置より前のサブ文字列は無視される。
[顧客名] が「Doe, Jane」の場合、FIND([顧客名], “,”) では「4」が返される。 4文字目がコンマの位置
FINDNTH(string, substring, index)
指定された文字列内で、指定されたサブ文字列が n(index)番目に出現する位置を返す。サブ文 字列が見つからない場合は「0」を返す。
MIN(expression) または MIN(expr1, expr2)
引数が1つの場合、すべてのレコードで最小の1つの式を返す。
引数が2つの場合、各レコードで最小の2つの式を返す。文字列の場合は、アルファベット順になる。
[ベンダー名] のアルファベット順で「AAA towing」が最初に来る場合、MIN([ベンダー名]) では「AAA towing」が返される。
MAX(expression) または MAX (expr1, expr2)
引数が1つの場合、すべてのレコードで最大の1つの式を返す。
引数が2つの場合、各レコードで最大の2つの式を返す。
文字列の場合は、アルファベット順になる。
論理関数
論理関数を使用すると、条件が評価され、その結果に応じて値が返されます。
論理関数は、レコードを分 類、フィルタリング(除外)、または結合して、特別なビューを作成するのに役立ちます。
IF test THEN value1
[ELSE value2]
END
一連のテスト条件を評価し、その条件で真となる最初の値を返す。
IF [費用]>[予算] THEN “超過”
ELSE “予算内”
END
では、[費用] の値が7ドルで[予算] が5ドルの場合には「超過」という文字列が返されるが、
[費用] の 値が7ドルで[予算] が9ドルの場合は「予算内」という文字列が返される。
ELSEIF test を利用して拡張することもできる。
IIF 関数を使用すると、IF 関数の記述を簡潔にすることができる。
IIF([費用]>[予算], “超過”, “予算内”)
CASE expression
WHEN value1 THEN return1
WHEN value2 THEN return2 …
[ELSE elsevalue]
END
式と一致するものを検索し、一致した内容に応じて値を返す。
一致するものがない場合は、オプションの elsevalue の値が返される。
既定値が設定されていない場合は、NULL が返される。
CASE [国]
WHEN “アメリカ” THEN “USA”
WHEN “カナダ” THEN “CAN”
ELSE “その他”
END
では、[国] が「メキシコ」の場合は「その他」が返される。
IFNULL(expression1, expression2)
expression1 が NULL でない場合はその式を返し、そうでなければ expression2 を返す。
IFNULL([等級], “未判定”)
では、[等級] の値が「A」の場合は「A」が返され、[等級] の値が NULL の場合は「未判定」が返され る。
ISNULL(expression)
expression が NULL の場合は「真」を返し、そうでなければ「偽」を返す。
以上、今回はTableauの「文字列関・論理関数」の小技を紹介しました。
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