同社の基本方針として、他社アウトソーシングなどに頼ることなく、自社でデータを保全した DMP( Digital Marketnig Platform )サービスを利用するべきと決めていた。
「システム化によるコスト効率をはじめとしたメリット・デメリット項目に対して評価基準を設けていました。またシステム構築においては、パートナーと協業しながら一緒にシステムを作り上げていくという方法が最適だと考えました。」(集英社ご担当者)
システム検討の結果、データ基盤として“大量かつ即時性の低いデータと、少量でも即時性を求められるデータの保管場所をカスタマイズできること”、分析基盤として“容易で高速にデータ問い合わせできること、そして適切に可視化され、可視化したものをできるだけ多くの社員に共有できること”が必要という結論に至った。
そこで同社は、分析の深さに加え、こうした汎用性も重視しつつレポート作成から自由分析にいたるまで、柔軟性を持った基盤を構築するためビジュアル分析ソフトTableau(タブロー)の導入に踏み切った。また、この高度なシステムを構築するパートナー選びにおいては、提案内容、技術メンバー、豊富な実績とノウハウを評価し、ジールを選択した。