STORYAIを進化させ、
より多くのお客様へ届ける

大手企業から独立し、AI起業家としての船出

私のキャリアは少し特殊かもしれません。1998年、国内最大手製造メーカーのSI事業部にエンジニアとして入社したことから始まりました。しかし、技術者適性が足りず営業職に配属されます。この会社の営業はセールスエンジニア的な要素が強く、技術を深く理解する必要がありました。配属面談で「技術者になれなかったのですから、この会社で一番大きい仕事をさせてください」と話し、中央官公庁の業務系システムを担当することになりました。数千万の国民のデータを扱う数百億円規模のプロジェクトを手がける中で、システムの重要性を痛感し、「システムは社会を守るもの」という意識で仕事に向き合いました。

その後、2008年に大手モバイル通信キャリアにセールスエンジニアとして転職し、スマートフォンの普及、外資系クラウド会社との提携を担当しました。この提携では、関西を中心とした大手企業へグループウェアの導入を主導しました。並行して起業家が集う場所に頻繁に通い感化され、その後、2014年に独立しました。2014年の構想から6年後の2020年8月にリリースしたのがAIを活用したコンテンツ分析SaaS「StoryAI」です。これが、現在ジールで展開しているSTORYAIの前身となっています。

ジールの一員としてSTORYAIの進化を目指す

私の起業は一筋縄ではいきませんでした。約10年間の経営において、資金調達や運営の難しさに直面する中、いくつかの会社と交渉する中最終的に2社に絞り、ジールへの事業譲渡という選択をしました。自身の会社で運営は出来なくなりますが、既存のお客様へ安定したサービスを提供できること、またジールの柔軟な姿勢と支援の手厚さに魅力を感じました。
最終面談で社長の沼田と面談した際、中期経営計画において売上も社員数も5年で2倍以上の増加を目指すと聞き、当時の自分には達成しがたいものであったため、同じ船に乗ることで新しい景色が見えるだろうと思えたことがポイントでした。その他、現在のレポートラインである取締役の中村も含めた経営陣との密な面談が何度も行われ、STORYAIへの単純な興味だけでなく本気で展開していく意気込みを感じました。この複数回にわたる役員面談が行われた理由は、当時のジールがアバントグループのソフトウェアドリブン戦略に適応するのに苦労しており、戦略を成功させるための最後のピースを探していたためです。
そして、シームレスな譲渡を行うためジールに先に社員としてジョインし、最初の三カ月は事業譲渡対応を行いました。自身の会社の各種ステークホルダーを説得する等の整理を行いました。そして、2023年7月に新組織IP Hubを立ち上げ、本当の意味でジールの一員として活動を開始しました。

現在、私たちはSTORYAIの進化に力を注いでいます。このプロダクトは、AIを活用してコンテンツの分析を行い、修正箇所を提示するツールです。例えば、小説や脚本を書いている方が、自分の作品をAIにかけると「ここを直せばもっと良くなる」という具体的なアドバイスを得られたりします。今では、講談社様をはじめとするエンタメ業界のお客様に利用していただいています。

この1年で機能は大きく進化しました。例えば、生成AIを活用して文章の続きを提案する機能や、動画や画像の分析機能も追加しました。その他、サービスのUIも刷新し、使いやすさを向上させています。こうして「より多くのお客様に使っていただけるプロダクト」へと成長させています。

マネジメントを通じて新たな学びを得る日々

ジールでは、自社プロダクトの責任者として、製品開発だけでなく、組織のマネジメントにも関わっています。正直に言うと、私は現場の一担当からマネジメントを経ず起業家として0→1の世界を経験してきたので、マネジメント能力は決して高くありません。ですが、ジールで部下たちと向き合い、成長を支える中で、マネージャーとして成長させていただいていると感じています。部下を導くことで、私自身も学びにつながる、いわゆる学び合いを体感しています。

今後の目標は、「STORYAI」をさらに拡張し、エンタメ業界以外にも展開することです。現在は自社の営業関連データを用いてR&Dを行っています。また、生成AIを活用した新たなプロダクトにも挑戦したいと思っています。例えば、社内文書を検索しやすくするエージェントを用いたRAGソリューションや、会議議事録分析サービスなど、より多くのお客様に役立つものを提供しようと考えています。

ジールで働く中で感じるのは、挑戦を後押ししてくれる環境の素晴らしさです。過去の経験を活かしつつ、新たな挑戦を続ける中で、自分自身の成長を実感しています。ジールでの挑戦の日々は続きますが、ここでの経験は私の人生にとって大きな財産になると感じています。未来を切り拓くプロダクトを手がけながら、自分自身も成長し続けたいと思います。

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愛犬2匹とのんびり過ごしています

休日は愛犬と過ごす時間が一番の癒しです。2匹の愛犬と一緒に散歩したり遊んだりしながら、心穏やかなひとときを楽しんでいます。また、新たな趣味として音楽制作にも挑戦中。少しずつ学びながら、創作の楽しさを味わっています。愛犬たちとゆったりした時間を過ごしつつ、新しいことにも挑戦する、そんな休日を満喫しています。